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※お知らせ※
コロナ禍の影響により出演見送りの為、
「新野の盆踊り」は中止となりました。

新野の盆踊り

新野の盆踊りとは

新野は元々、関西や愛知の方から新潟へぬける行商人に利用された宿場町でした。そのため、新野の盆踊りの起源は、一説によると新野のお寺(瑞光院)が建立した際に、開山祝いに下田の人たちが来て庭の広庭で踊ってくれたと言われています。
盆踊りで踊られる「おさま甚句」でも「おさま甚句はどこからはよた 三州振草下田(現在の愛知県東栄町)から」という歌詞があります。
盆踊りの歌詞には尾張や伊勢、能登など様々な地名が出てくることから、行き来の多い場所だったことや、様々な地域の唄が使われていることがうかがえます。
また、時代時代によって唄が足されているため「馬くろさ」という馬の口の紐をひく職業が歌詞によく出てきたり、「汽車」が出てきたり、唄に耳をすましていただくと色んな時代の様子が垣間見えます。

徹夜踊りというと岐阜県の郡上八幡「郡上踊り」や富山県八尾町の「おわら風の盆」などが有名です。祭りによって徹夜の長さは様々ですが夜通し連日踊る祭りが「徹夜踊り」と呼ばれています。
その中でも新野の盆踊りは、観光客に合わせた日程調整は行わず昔ながらの日付で仏様を送る儀式としての盆踊りを残しているため、昔の形を継承している全国でも珍しい祭りです。
民俗学者柳田國男先生からも新野の盆踊りは「盆踊りの原型」を残した祭りと評されています。

ほとんどの盆踊りは、笛や太鼓などの鳴り物やCDなどの音源を使います。けれど、新野の本どりは肉声だけで夜9時から朝6時までを3日間踊り続けます。
夜9時から12時までの3時間は地元の中学生が子ども音頭取りとなり、大人と一緒に櫓(やぐら)に上がります。祭りの継承者育成の意味もあり、歌詞となる都々逸の書かれた紙を足元に置いて、決められた歌詞の順番で唄を出していきます。

野の盆踊りには、昨年のお盆から今年のお盆までの間に亡くなった方(新盆)の魂を送る儀式と、踊り神様を送る儀式が一緒になっています。
盆踊りの最終日(16日)には、各新盆のおうちの方が切子灯篭を持ってきて、音頭取りが櫓に飾ります。そして、17日の朝には切子灯篭を子どもたちが担いで踊り神送りの行列に加わり、祭りのラストには仏様と踊り神様を一緒に送るという流れで祭りが進んでいきます。

現代の祭りは、参加は地元の方のみで観光客は観覧のみというものも多いですが、新野の盆踊りは気軽に参加いただけます。3晩連日何時間も踊るため、とてもシンプルでゆったりとした踊りで初めての方でも参加しやすい祭りです。
また夜9時からの盆踊り本番前に踊り方や祭りの概要を知れるワークショップを行っています。より盆踊りを楽しみたいという方は是非、盆踊りワークショップをのぞいてみてください。

新野の盆踊りホームページ

http://www.town.anan.nagano.jp/kanko/cat177/000370.html(外部サイト)

新野の盆踊りにまつわるお店

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